2019年5月に、ドローンマーケットシェア世界No1の Dji が、自社初となる「Osmo Action」というアクションカメラを販売しました。
当時、GoPro よりも総合スペックが微妙に優れていたことから、GoPro Killerとも呼ばれ世間を騒がしました。
僕もその騒がされた1人で販売後すぐに購入しました。販売当初は外部マイクへ接続するためのオーディオアダプターが販売されておらず、購入者の多くはサードパーティの3.5mm/USB-C Adapter で試していましたが、どれもうまく動作せず不満を呼んでいました。
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CYNOVA Osmo Action Dual 3.5mm/USB-C Adapter
Osmo Action 販売開始から約4ヵ月後、ようやくDji の公式サイトでアダプターを販売したものの、そのアダプターは自社製のものではなく、「CYNOVA」という他社製でした。同社のスティック型のカメラ「Osmo Pocket」の方は自社製のアダプターをすぐに出してるのになぜ!?
その CYNOVA製のオーディオアダプタがコレです。見るからに多くのケースとの互換性がなさそう。
予想どおり、僕が使ってた「SmallRig(旧バージョン)」の専用ケースには確実にハマりませんでした。基本的に厚みのあるごっついケースは無理です。
しかし、Osmo Action純正のケースや、PGYTECH のケースは、以前のものでもそのまま使えます。
USB延長コードやアダプターを介して接続する場合は、僕が情報収集した限り、USB 3.1 以上のスペックのものを選択することが最低条件のようで、これで動作確認している YouTube 動画がいくつかありました。
CYNOVA 3.5mm/USB-C Adapter を使用する場合は、Osmo Action側のファームウェアを最新のものにしてから接続するようにしましょう。
CYNOVA 3.5mm/USB-C Adapterを安く買う方法
たかがこんなアダプタですが、実際購入しようとすると Amazonで約5,000円と結構割高。
しかしっ!中国のオンラインショッピングサイトで買えば全く同じものが 1,300円~1,500円程度で買うことができます。
僕が今回利用したのは「Banggood」というサイト。ちなみに「AliExpress」でもほぼ同じ金額で購入できます。中国のサイトですが、日本、カナダなど国際発送可能で、小さいものなら送料も数百円と安いのが特徴です。
CYNOVA Osmo Action Dual 3.5mm/USB-C Adapter | Banggood
banggood.app.link/Pr74Bvmhy8
唯一の欠点は、購入してから届くまでに時間がかかるということ・・・。急ぎで欲しい人は“スピード配送オプション”もありますが、そこにお金をかけるなら普通に国内配送のAmazonとか楽天とかで買った方が確実です。
今回は通常の配達で、20日程度でカナダに届きました。かかった費用は下記のとおり。カナダでの通常の販売価格は $50 以上なのでかなりお得です。
項目 | 金額(CAD) |
---|---|
本体 | $21.01 |
Shipping insurance | $0.42 |
Shipping Fee | $4.49 |
クーポン割引(無料ユーザー登録すると利用可能) | ($-2.66) |
合計 | $23.26 |
激安専用ケース
今回、ついでに1,000円の専用ケースも買ってみました。
ちなみに、このケースが「CYNOVA Audio Adapter」と互換性があるのかどうか、事前にカスタマーセンターに確認し、問題ないと回答を受け取っています。
マイクとライトを乗せるという目的だけは達成できますが、素材は安物のプラスチックという感じで、一度落としたらすぐ壊れそうな予感・・・。
RCSTQ Plastic Camera Cage| Banggood
banggood.app.link/VZqgvmvjy8
実際に届いたもの
最終的に手元に届くまでは、コピー品かという不安もありましたが、実際に手元に届いたものは、きちんとしたCYNOVAの箱に入った正規品でした。多分・・。単純に中国のブランドだから中国から買った方が安いというだけだったのでしょう。
実際にアダプタ経由でマイクを接続してみると、ディスプレイの右上にマイクのアイコンが表示されているのが確認できます。これはしっかりマイクとして認識されているという証拠です。
音声比較
ということで、実際にこのアダプタを使い、外部マイクを通して収録してみました。
今回は下記のとおり、内蔵マイクと、2つの外部マイク、マイクの方向を変えたパターンで収録テストしてみました。
- Osmo Action 内部マイク
- Movo VXR10
- Movo VXR10 (マイク横向き)
- Sennheiser MKE 600
- Sennheiser MKE 600 (マイク横向き)
いかがでしょう。違い分かりますか?
環境ノイズや音質に大きな違いは感じられないかもしれませんが、マイクの方向を変えた場合の音量の違いは明らかでした。要するに、正常に外部マイクを認識し、そのマイクから音を拾っているということです。
今回は静かな部屋の中での収録でしたが、屋外での撮影であれば、今回使用したショットガン・マイクの効果はもう少し顕著に現れるのではないかと思います。