動画制作において必須とも言えるオーディオ素材。
BGMや効果音を入れることで、動画にメリハリがつき、動画の質が一気に上がるなど、まさに動画の調味料的存在。
GoogleなどでBGMや効果音の音声ファイルを検索することもできますが、権利関係を無視して使用してると、後々余計な手間が増えてしまう可能性もあります。たとえば、YouTubeの場合、著作権侵害の音楽を使用しているだけで収益化できなかったり、収益化が止まってしまうこともありますので、十分注意が必要です。
そこで今回は、無料で堂々と利用できるオーディオ素材がダウンロードできるサイトをまとめてみました。
中には、無料で利用できるものの、クレジット(製作者/提供者の情報)を表記するよう案内しているところもありますので、その辺は臨機応変に判断してください。YouTube動画の場合は概要欄に追記します。また共通の規約として、作業用BGMや音源の再配布など、音源が主体となるような目的の使い方は不可としています。
コンテンツ
完全無料(日本語)
YouTube公式オーディオ ライブラリ
YouTube公式オーディオ ライブラリ
YouTube Studio の左メニューの「オーディオ ライブラリ」からもアクセスできます。
YouTube 公式のオーディオ素材ダウンロードサービスで、BGMや効果音などを無料でダウンロードし、動画内で使用することができます。素材によってクレジットの表示の有無が異なります。
DOVA-SYNDROME
BGM 10,000以上、効果音 1,200以上。素材単位の特別な指定がない限り、個人、法人問わず、商用利用可能。クレジットの表記は任意。
各音源ごとにブラウザを開いて再生しないとならないのが少々不便ですが、細かい検索にも対応していて、痒い所に手が届くようなマニアックな素材も多く、僕は個人的にかなり利用させてもらっています。
効果音ラボ
多くの日本人 YouTouberも利用している効果音専門のサイト。質の高い効果音がたくさん登録されています。個人、法人問わず、商用利用可能。クレジットの表記は任意。
僕が効果音を探す時、まずはこのサイトで検索し、見つからない場合は他のサイトで探すという流れになっているほど信頼しています。
MusMus
独自のBGM、効果音を提供。効果音よりはどちらかというとBGMの方が専門という感じです。個人、法人問わず、商用利用可能ですが、クレジットの表記が必須です。
無料効果音で遊ぼう!
効果音専門の配布サイト。一般的な効果音であれば大抵ここで見つかります。個人、法人問わず、商用利用可能。クレジットの表記は任意。
効果音の作り方や、加工、ノイズ除去などのガイドも充実。海外の効果音配布サイトや、その利用方法なども紹介しています。
甘茶の音楽工房
BGM専門配布サイト。管理人が趣味で制作したオーディオ素材を配布。Web、動画、ゲーム、イベントなどで使用できる素材が 500点以上。個人、法人問わず、商用利用可能。クレジットの表記は任意。
HURT RECORD
BGM 800以上、効果音 400以上。120人以上のサウンドクリエーターが登録。個人、法人問わず、商用利用可能(商用の場合は要連絡)。クレジットの表記は任意。
完全無料(英語)
freeSFX
効果音 4,500以上、BGM 850以上。細かくカテゴリごとに分けられているので希望の素材を見つけやすいのが特徴。ダウンロードにはユーザー登録(無料)が必要。個人、法人問わず、商用利用可能。クレジットの表記が必須。
SoundEffects+
5,000 以上の効果音が登録。ユーザー登録(無料)が必要で、月100個までのダウンロードが可能。個人、法人問わず、商用利用可能。クレジットの表記は任意。
Freesound
自由に音楽をアップロードし公開することができる音楽の共有サイト。ダウンロードにはユーザー登録(無料)が必要。著作権関連についてはアップロードした人の設定次第で、各曲項目にあるアイコンで判断できます。NonCommercial のアイコンがなければ 個人、法人問わず、商用利用可能。(0)アイコンの場合はクレジットの表記も不要。
Sonniss |The GameAudioGDC Bundle
毎年恒例「Game Developers Conference(GDC)」の開催を記念した効果音素材の無料配布企画。ゲームや映像制作で使用できる効果音 25GB分が無料でダウンロードできます。個人、法人問わず、商用利用可能。クレジットの表記も不要。
1つにまとまった圧縮ファイルをダウンロードするか、8つに分割された圧縮ファイルを1つづつダウンロードできます。「BitTorrent」「uTorrent」など Torrentクライアントソフトを利用している人は、torrent ファイルからダウンロードした方が確実です。
Adobe Audition Downloads
Adobe Audition利用者(or CC利用者)向けに Adobe社 が提供しているオーディオ素材ダウンロードサービス。サイト上での検索や再生などには対応しておらず、カテゴリごとにまとめられた圧縮ファイルをダウンロードし、その中から希望の曲を探す必要があります。個人、法人問わず、商用利用可能。
SoundCloud
誰でも自由に音楽をアップロードし公開することができる音楽の共有サイト。ミュージシャンを目指す人が自分の曲を公開していたりするので、質の高い音楽も多く、またボーカル付きのものが探せるのも特徴と言えます。
素材の提供がメインのサイトではないため、登録されている全ての音楽の内、ダウンロードして利用できる音楽はごく一部となります。
キーワードで希望の音楽を検索し、検索結果の左メニューより[Tracks]を選択し、[To listen to]→[To modify commercially(改変しないならTo use commercially でも可)]に変更することで利用できる音楽を絞り込むことができます。
音楽をダウンロードするためには、ユーザー登録(無料)し、該当の音楽をクリック → 詳細ページに移動し、[ダウンロード]のリンクをクリックします。中には概要欄にダウンロードのリンクが張ってある場合があります。ダウンロードのリンクがないものはダウンロードできない曲ということです。利用可能=ダウンロード可能という意味ではないということです。
上記の検索でヒットした音楽であれば、商用利用可能。クレジットの表記は基本的には必須となります。
一部無料
定額制(サブスクリプション)の素材配布サイトの中には、無料で利用できる素材も提供していたりします。有料と比べると数は限定されますが、質の高い、素材をダウンロードすることができます。
Videvo
オーディオ素材の他、ビデオ素材やモーショングラフィックなどのテンプレート配布サイト。大半の素材は有料プランを利用する必要があるものの、無料の素材も多数配布あり、それらはユーザー登録(無料)しなくてもダウンロード可能。著作権関連やクレジットの表記については各素材ごとに指定。多くは商用利用可能。
Zapsplat
BGM、効果音 65,000以上。ダウンロードにはユーザー登録(無料)が必要。個人、法人問わず、商用利用可能。クレジットの表記が必須。
有料プラン(月約500円)にアップグレードすると、さらに多くの素材をMP3に加え、WAVファイルでダウンロード可能となり、またクレジット表記が不要となります。
Motion Array
オーディオ素材の他、ビデオ素材やモーショングラフィックなどのテンプレート配布サイト。有料プランに加え無料プランもあり、無料素材のみをダウンロードすることが可能。ダウンロードにはユーザー登録(無料)が必要。著作権関連は有料プランと同じで商用利用可能。クレジットの表記は不要。
有料
素材ごとの単品購入、定額制(サブスクリプション)によるダウンロードし放題など、有料にもいくつがタイプがあり、最近では、オーディオ素材の他、ビデオ素材、映像関連のテンプレートなど全てダウンロードし放題というサービスもあります。とりあえず1度有料メンバーとなりその間にダウンロードしまくり、最短(1ヶ月 or 1年など)で解約する方法も有効です。期間中にダウンロード、または素材を使用して作成したプロジェクトは、たとえ解約した後でも永久に利用できるのが一般的です。有料のサービスは当然、商用利用可能でクレジットの表記も不要です。
Audiostock
日本のオーディオ素材配布サービスで、BGM、効果音の他、ボイス、歌など計 500,000以上と、世界最大規模の量。日本のサービスということもあり日本語のボイス、歌があるのが大きな特徴です。料金は、「単品購入」と「定額制」があり定額制の場合は「個人 1,980円/月」「プロ 20,000円/月」の2タイプ。YouTubeなどのオンラインサービスであれば個人で十分です。ただし個人プランでダウンロード可能数は他のプランに比べて制限されます。
Artlist
BGM、効果音合わせて 12,000以上。有料のオーディオ素材配布サイトの定番的存在。質の高い素材が多数手に入ることから、多くのYouTuberに利用されています。料金は、「Music(BGM)+ SFX(効果音)$299 USD/年」、または「Music(BGM) $199 USD/年」と 「SFX(効果音) $149 USD/年」の3タイプで、メンバー期間中はダウンロードし放題。
Epidemic Sound
老舗オーディオ素材配布サイトで、BGM 60,000、効果音 30,000 と、扱う素材数としては最大級。個人の場合は 「$15 USD/月」 or 「$144 USD/年」2タイプでメンバー期間中はダウンロードし放題。30日の無料トライアルあり。
Storyblocks
BGM、効果音の他、ビデオや画像素材の配布サイト。プランは3タイプ。「BGM最大3つ $11.99 CAD/月」「BGM、効果音無制限ダウンロード $19.99 CAD/月」 「オーディオ、ビデオ、グラフィックなど全て無制限 $79 99 CAD/月」。
MotionElements
BGM、効果音の他、ビデオ素材、映像関連のテンプレート、3Dモデルなど 300,000以上。日本語での検索や表示にも対応。料金は「単品購入」と「定額制」で、定額制の場合は 25,800円/年でダウンロードし放題。
Envato Elements
BGM 37,000以上、効果音 200,000以上、その他、ビデオ素材、映像関連のテンプレート、写真、イラスト、フォント、Webサイト、WordPressテーマなどクリエーター向けの素材が定額制でダウンロードし放題。料金は上記全ての素材がダウンロードし放題で $16.50 USD/月とかなりお得。
僕も過去に1ヶ月だけ利用し、その間にダウンロードしまくりました。本ブログも実はココでダウンロードしたテーマを使用しています。
AudioMicro
BGM 280,000以上、効果音 400,000以上のオーディオ素材配布専門サイト。無料の効果音も多数提供しているものの、使用はあくまでも個人の趣味の範囲内のためYouTubeなどでの使用は不可。非公開動画など表に出ないものであれば問題ないでしょう。
料金は、単品購入か数量限定の定額制の2パターン。上のサイトと比較するとかなり高額なので、個人より企業向けかもしれません。
BBC Sound Effects
16,000以上の効果音を提供する効果音専門配布サイト。全て無料でダウンロードできるものの、ライセンスを購入しない状態での使用は、個人の趣味の範囲内となり、YouTubeなどでの使用は不可。上の「AudioMicro」同様、非公開動画などで使う分には便利です。
ライセンス料は、「1素材 $5」「ライブラリ単位 $199~」「29,420個の素材が詰まった 560GBのHDDを郵送(ダウンロードも可)$1,999」など。本当に使用したい素材がある場合のみ、単品で検討するのはアリかもしれません。