Canon EOS R6 にリグを組んでみた

動画撮影のための機材が増えてくると大抵必須になってくる「リグ(Rig)」という存在。動画制作系 YouTube でもよく紹介されているため、最近では一般のビデオグラファーにも需要が広まっています。

カメラ用「リグ」とは、モニターやマイクなどの撮影機材を装着するための器具や、撮影負担を軽減するためのハンドル、アームなど、利便性と快適性を向上させるための補助アイテムのことです。

そして主に一般消費者向けに様々な種類のリグを“比較的”安価で販売している代表的なブランドとしては「Smallrig」「Camvate」「Tilta」など。中でも「Smallrig」に関しては、知らない人はいないと思われるほど有名で、世界中の Amazonで購入することができます。

今回僕が購入したリグは、Smallrig の「Canon EOS R5/R6 専用ケージ」「トップハンドル」「サイドハンドル」「モニターマウント」、そしてこれらに取り付けた機材が「Canon EOS R6 + RF50mm f1.2」「マイク:Sennheiser MKE 600」「モニター:Atomos Ninja V」です。

カメラケージ

リグの土台とも言えるカメラケージ。通常の一眼カメラには三脚穴とストロボなどを乗せるホットシューのみなので、取り付けられる機器が限られます。それを拡張するのがケージです。

カメラ用ケージには「専用ケージ」と「汎用ケージ」の2つがあります。

汎用ケージの場合、複数のカメラで共有できるというメリットはあるものの、専用ケージの方がカメラのホールド性が高く、また装着した時もコンパクトになるため、費用面を気にしないのであれば、「専用ケージ」の方が総合的に良いと言えます。

これらのケージには、1/4″(インチ)ネジ穴3/8″(インチ)ネジ穴が多数と、さらに専用ケージには、コールドシューARRIマウントNATOレール なども付いていて、様々なアクセサリを簡単に取り付けることができるようになります。

僕が購入したのは、「SmallRig Canon EOS R5/R6カメラ専用ケージ(2982)」です。ケージとカメラは三脚用ネジ穴で固定しますが、その他ケージ側には小さなピンが2本付いていて、カメラ下部の窪みにハマるようになり、回転するのを完全に防いでくれます。

SmallRig Canon EOS R5/R6カメラ専用ケージ2982は、カメラを守り、動画撮影の可能性を広げるためにデザインされています。本品はカメラ本体に合わせ、各ボタンやインターフェイスを干渉しなく、バッテリーの交換も干渉しません。
互換性:Canon 80D, 70D, 60D, 50D, 40D, 30D, 6D, 7D, 7D MarkII, 5D MarkII, 5D MarkIII, 5DS, 5DS R, Nikon D7000, D7100, D7200, D300S, D610, DF, Sony A99などほとんどの中型DSLRカメラに対応できます。

トップハンドル

トップハンドルをケージの上部に取り付けることで、持ちやすくなり、手振れを防ぎ安定した撮影ができるようになります。また、ハンドルにネジ穴やコールドシューなどが付いているものも多く、ハンドル上にモニターやマイクなどを取り付けることもできます。

トップハンドルには多数の種類がありどれが良いのか非常に迷うところですが、優先すべきは「ケージ/カメラへの取り付け方式」「ハンドルに付いているネジ穴やマウントの種類」の2つではないかと思います。

今回僕が選ぶ基準にしたのは、簡単に取り外しができるという点と、モニター用マウント用としてARRI規格ネジ穴のあるもの。そして実際に購入したのが「SmallRig NATOトップハンドル」です。

このハンドルは、ケージのNATOレールに取り付けるタイプのため簡単に取り外しが可能で、ハンドル前と横にARRIマウントピン、さらに前と後にコールドシューがあり、拡張性が高いハンドルです。NATO レールのないケージで利用するには、別売りの「NATOレール」を取り付ける必要があります。ちなみに、NATOではなく、ネジで止めるタイプのハンドル(1984モデル)もあります。最初、NATOタイプのハンドルは、ネジが緩んで落下する可能性を心配しネジ止めの方を検討していたのですが、取り外しが楽な方を優先しました。実際に使ってみたところ意外としっかり固定されるので落下の心配はまずないと思いました。しかし持ち運びをしないなど、ハンドルの取り外しが必要ないケースなら、より確実でしかも値段も安いネジ止めの方が良いかもしれません。

トップハンドルとケージ本体の接続部はNATOレールクランプが採用されており、ケージとハンドルを容易に分離可能です。 ハンドルを固定するノブ付きネジはラチェット式になっていますので、他のパーツと干渉して回せない場合、ノブを空回りさせて干渉を回避することが出来ます。
NATOレールのないケージに、NATOハンドルを取り付ける際などに利用するレールです。レールの両端にあるスプリング装填ピンで不意の落下を防ぎます。

サイドハンドル

ケージのサイドに取り付けるハンドルで、トップハンドル同様、持ちやすさや撮影の安定化が向上します。

中には、トップハンドルとサイドハンドル両方に対応するハンドルも存在しますが、利用するケージによって使い勝手が変わってくるので、ケージのタイプに合わせて検討すると良いでしょう。

Smallrig ハンドル一覧(Amazon): https://amzn.to/3AgGV2c

今回僕が購入したのは、1/4″ネジ 2つで固定する上下調整可能な「SmallRig ミニサイドハンドル(2916)」です。139g とかなり軽いですが、アルミ素材なのでしっかりしています。ほぼ同機能で、トップにコールドシューがあり、一回り大きく、220g と少し重量感のあるモデル「SmallRig サイドハンドル(HSS2425)」もあります。

カメラの左側にも右側にも対応できる汎用サイドハンドル。二つの1/4ノブネジがあり、側面に二つの1/4ネジ穴(中心距離:18mm)があるケージに取り付け可能。安定性が高く長時間使用してもガタつきが発生しにくいのが特徴。同社のサイドハンドル(HSS2425)と比べるとかなり軽量+小型デザインになっているため、軽量+コンパクトを求める人オススメ。
カメラの左側にも右側にも対応できる汎用サイドハンドル。頂部は1/4ネジ穴やコールドシューがあり、様々なアクセサリを装着可能。

モニターマウント

リグを組んだらまず最初に取り付けたいモニターですが、モニターなどそれなりに重量のある機材の場合、重みで簡単に回転しネジが緩んでしまうので、しっかりし固定できるものが必要です。

僕が選んだのは、「SmallRig モニターマウント Arriマウント(2174)」です。 ARRIマウントは、簡単に取り外しができる上、両サイドのピンがネジの回転を防いでくれるのでお勧めです。僕はこのモニターマウントを使うために、それに対応したトップハンドルを選択した感じです。

Arri規格アクセサリーピンの機構により、モニターホルダーマウントをがっちりと固定。146°の角度調整が可能。ネジを緩めることで角度調整の強度を変えられる。最大1.5kgまでのアイテムを搭載可能。

マウントの種類

1/4″(インチ)ネジ穴

直径1/4″ のネジ穴。カメラやビデオカメラの底面部に設けられた最も一般的なネジ穴です。多くの三脚や雲台も、1/4″ の ネジになっています。

3/8″(インチ)ネジ穴

1/4″ に比べて一回り大きなサイズのネジ穴。大型の機材など向けに、より頑丈なこの3/8″ ネジを使う場合があります。 アダプタを使用することで、1/4″ ⇔ 3/8″ に変換可能。

コールドシュー

カメラの上のストロボなどを取り付けるためのホットシューと同形状のマウント。電子接点のないのがコールドシュー。

[画像:SmallRig]

ARRIマウント

3/8″ ネジ穴とその両側(左右/上下)の小穴(直径 3mm)のマウント。ピンが小穴に入り込み回転を防ぐため安定性が高まります。

[画像:SmallRig

NATOレール 

レール形状のマウントにスライドして取り付けます。レールによっては落下防止のためのピンが付いているものもあります。取り付けが簡単な上に安定性も高いので多くのハンドルなどに採用されています。

[画像:SmallRig]

この記事を書いた人

日本では主にUNIXサーバーの構築、運用などに携わり、2006年に仕事を辞めてカナダに来てそのまま永住。

カナダでは、日本からカナダに留学や永住、ビジネスで渡航する人たちのサポートを行う傍ら、専門分野+趣味でもあるWeb制作、運用を継続しながら、最近では写真/動画撮影、動画制作、モーショングラフィックなど、新しい分野のスキルアップに励んでいます。

Peas Code は、僕が過去の経験の中で学んだことを、特定の分野に限定せず公開していくことを目的としています。中にはコードに見えてしまうような意味不明な僕独自の理論も含まれますが、知っていると平和になれると言う意味で、Peas(peace → peas) Code と名付けました。これが意味不明か・・・。

僕について、もうちょっと詳細を知りたいという変わった人は[About me]を見てください。

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