2020年末、ふとしたきっかけから「Electric Unicycles(EUC)」を購入し、それにより必要となったヘルメット。
僕は過去にスノーボード、自転車、ローラーブレード、ロングボードなどにハマった時期もありましたが、「頭が暑い」「ダサい」などの理由から、ヘルメットをかぶろうと思ったことも、ましてや購入したことはありませんでした。
何か新しいものを購入する際には入念に情報収集して「コレだっ」と思うものを見つけるのが僕の性格。今回は、ヘルメット探しの旅で得た情報と最終的に見つけたお気に入りの一品を紹介します。
Electric Unicycles(EUC)って何?
日本では「電動一輪車」などと呼ばれています。セグウェイと同じ、倒立振子の原理で、前後のセルフバランスを自動維持してくれるので、人間は横方向のバランスを維持するだけでよく、また重心を前後に傾けることで目的の方向に進むという未来風の乗り物です。
バンクーバーの交通ルール
バンクーバー(BC州)では現時点、電気で動く「e-スクーター」や「e-スケートボード」の公共道路/歩道での乗車は厳密にはダメとなっているものの、実際に取り締まられることはまずないというのが現実。またこれらの需要は年々増加していて、条例を変えるべきだという意見も多いようです。
Rules for using motorized scooters and skateboards | ICBC
ICBC によれば、「EUC」も「e-スクーター」などと同様、厳密には公共道路/歩道は走ってはいけないのかもしれませんが、ヘルメットさえきちんとかぶっていれば警察に怒られることはまずないので、ヘルメットは必須アイテムとなります。
コンテンツ
ついに見つけたお気に入りのヘルメット
それで最終的に僕が出会った自分にとってパーフェクトなヘルメットがコレ。
バンクーバー発のヘルメット・ブランド「Predator」の「FR7 Certified」というモデル。このヘルメットは、スケートボード向けにデザインされたもので、内部は丈夫で軽いEPS素材(簡単に言うと硬めの発泡スチロール)。
写真を見てわかるとおり、フロントの部分に少しだけツバ(バイザー)があるデザインとなっています。最近ツバありのヘルメットが増えてきているのを見ると流行りなのかもしれません。
僕がこのヘルメットに魅力を感じた3つの理由
- デザイン
ヘルメットというよりキャップ風デザインで“いかにもヘルメット”って感じがしない(僕的に)。 - フィット感
異なるサイズのパッドが付属し、自分の頭に合ったサイズに調整できる。 - 軽い
重量が約450g と軽く、かぶっても重く感じない。
Predator「FR7 Certified」ヘルメットの特徴
スペック
モデル | FR7 Certified |
サイズ | XS-S/M-L/ XL |
カラー | ブラック/ブルー/グリーン/レッド/ホワイト/グレー |
重量 | 450g (M-L) |
定価 | $78.00 CAD |
国際安全規格 | CPSC(アメリカ) CE-1078(EU加盟国) |
特徴
- 重量 450g 。他の同類のヘルメットと比較しても軽量。
- アメリカの自転車安全国際規格「CPSC」に加え、EUの自転車/スケートボード安全規格「CE-1078」を取得。安全面においても安心。
- 付属のインナーパッドを組み合わせてサイズ&フィット感の微調整可能。
- インナーパッドはマジックテープにより脱着できて洗濯/交換することが可能。
付属品
- ヘルメット本体
- マジックテープ・シール(予備含む)
- 異なる厚みのインナーパッド
- マジックテープ・シールとインナーパッドを収納するネット
インナーパッドの調整&追加
購入時、通常はヘルメットには指定の位置にインナーパッドが取り付けられていて、さらに厚みの異なるインナーパッドと、予備のマジックテープ・シールが付属してきます。
取り付けられたインナーパッドはマジックテープで装着されているだけなので、引っ張れば簡単に取り外し可能で、好みの厚みのパッドに変更できます。
何度も取り外しているとマジックテープ・シール自体が外れてしまうことがありますので、その場合は予備のシールを貼り直してください。
僕の場合は、下記のように取り付けて使っています。
サイズの選び方
ヘルメットのサイズは、頭の外周で一番大きい部分を計るのが一般的です。位置としては、眉の上あたりから後ろに回し、後頭部の一番高い部分を計れば良いでしょう。
そのサイズを下記の表に当てはめるとヘルメットのサイズが分かります。
XS-S | M-L | XL | |
---|---|---|---|
cm | 54 - 56 cm | 57 - 58 cm | 59 - 61 cm |
in | 21.25 - 22" | 22.40 - 22.85" | 23.25 - 24" |
僕の場合、頭の外周が約 58㎝だったので「M-L」だと思い、店で試しにかぶってみたところ、一番薄いパッドを付けてもサイドが少しキツく、今度は「XL」に一番厚いパッド、サイドだけ一番薄いパッドを付けたところ、ピッタリフィットだったので、「XL」を購入しました。
このヘルメットに出会うまで、色々なブランドのヘルメットを“試しかぶり”しましたが、サイズ表に沿って選ぶと大抵サイドが少しキツいのです。
アジア人は、欧米の人に比べて後頭部が出ているなど、頭の形がそもそも異なるため、このようなことになるのだと思います。そのため、欧米ブランドのヘルメットを購入する際は、頭の外周に2~3センチ足してサイズ選択をすると良いかもしれません。頭の形次第なので一概には言えませんが・・・。
購入方法
カナダであればオンラインの他、一部のスケートボードショップで購入可能です。僕はバンクーバーのチャイナタウンにあるスケートボード・ショップで買いましたが、店の対応にメチャ腹立ったので、ここでは紹介しません。「predator helmet vancouver」などのキーワードでググれば、取扱店が数店見つかると思います。店頭だと、サイズとカラーの品揃えが十分ではなかったりしますので、その場合は、どの色でも良いので試しかぶりしてサイズだけ確認し、あとから公式サイトのオンラインで好きな色を購入すれば良いでしょう。
アメリカに住んでいる人は、現時点 Amazon でも購入できます。
https://www.amazon.com/gp/product/B07G91SM6Z
日本では、Amazon や楽天などでは取り扱いがなく、一部のオンライン・ショップで見かけたものの、サイズやカラーがかなり限られていました。
もし日本含む北米以外から購入したいという人は、公式サイトから直接購入することも可能です。この場合送料が $50 USD かかります。
Predatorの姉妹ブランド「XS Unified」の「Skyline」ヘルメット
「Predator」の姉妹ブランド「XS Unified」では、今回紹介したヘルメット「FR7 Certified」の別バージョン「Skyline」というモデルを販売しています。
「Skyline」モデルはインナーパッドではなく、後部のダイヤルを回してサイズ調整できるように設計されています。最近よく見かけるタイプですね。
ちなみに、こちらのヘルメットに関しては取り扱い店も多く、バンクーバーであれば比較的多くの自転車ショップで購入可能です。日本など他の国からの購入の場合は、Predator ヘルメット同様、公式サイトからオンラインでも購入できます。
ヘルメットの種類は目的によって異なる
今回、自分に合ったヘルメット探しの旅に出て初めて分かったことは、実はヘルメットは、目的のスポーツに合わせて作りやデザインが結構異なり、そして、購入する店もそれによって変わってくるということです。
たとえば、スノーボード/スキー用のヘルメットであれば、スノーボード(/スキー)ショップなどで購入できます。そして、これらのヘルメットの多くは、耳パッドや、ゴーグルのクリップが付いていたりします。
また、自転車用のヘルメットなら自転車ショップで、これらは風の抵抗を考慮したデザインのものも多く、また、通気口が多く風通しが良く、そして安全面においても特定の基準以上のものが多いように思えます。
そして、スケートボード用のヘルメットについては、デザインや素材、安全面の基準は様々なものの、とにかくフィット感や軽さを重要視しているものが多いように感じます。
これら目的に合わせて作られたヘルメットの特徴を理解することで、自分が求める機能やデザインのヘルメットを効率よく探すことができるということを知ることができました。
ヘルメット超初心者の僕からのヘルメット探しのアドバイスでした・・・。