北米全般で共通して言えますが、普段、カナダでマスクをしている人はほとんど見かけません。 今まさにコロナウイルス騒動により、普段に比べればマスクをしている人口は増えたものの、それでも街中ではマスクをしていない人の方が多く、マスクをしている多くはアジア人です。 なぜ、アジア人はマスクをし、北米の人はマスクをしないのでしょうか?
Webサイトなどで検索すると、文化の違い、重病人に見えるなどと書いてある記事を多く見かけますが、多分、根本的に違うのではないかと思います。
今回は、その理由について、僕がマスクをしない理由と併せて考察してみます。まず、一般的に多くのアジア人がマスクをする理由を挙げてみましょう。
ちなみに、今回議論の対象となるマスクは、あくまでも一般向けに売られているもので、映画に出てくるような酸素ボンベ付きのものではありません。
- 菌/ウイルスの放出を防ぐ
- 菌/ウイルスの取り込みを防ぐ
- 花粉/黄砂/PM・・の取り込みを防ぐ
- 顔を隠したい
❸ に悩まされている人は日本含む一部の国が主で、少なくとも北米では一般的ではないので、ここでは除外。また、❹はファッションの意味なので一旦置いておいたとして、それ以外の状況において、マスクをする/しない理由は、❶、❷ の効果に対する認識の違いが大きいのではないかと思います。要するにマスクの効果をどの程度期待/評価しているか、です。
僕は、花粉症の経験もなく、ハロウィンなど仮装目的を除いて、人生でマスクをしたことはないので、どちらかと言うと、マスクをしない人の気持ちの方が理解できます。僕がマスクをしない理由は下記のとおりです。
- 口元が暑くなって気持ち悪い
- そもそも菌などの出入り防ぐ効果があると信じていない
- 口の中の菌やら何やらが口周辺に溜まることになり不衛生
もしかしたら、北米の人の認識は僕のこの考えに近いのではないでしょうか。
そもそも、僕はいわゆる世間一般的に認知されているウィルスというもの自体が存在しないことを確信しているので、感染防止の効果に関しては議論するまでもないのですが、善悪関係なく、菌の出入りを防止する効果すらないと思っているので、自己満足や衣類としての目的以外何の意味も持たないというのが僕の考えです。
マスクは不衛生
そして何より、もし仮にマスクが、他人に害となる菌なりウイルスの放出を防ぐ効果があるのだとしたら、マスクをすることで、それらが口周辺に溜まることになり不衛生じゃないですか。例を挙げると、ウンチした後のオムツをそのまま履き続けるようなもんです。周囲の人のためとは言え、それはちょっと自分を犠牲にし過ぎじゃないでしょうか。
くしゃみの話
ついでに、僕含む日本人の多くはくしゃみする時に手のひらを使ってカバーしますが、北米では腕を使うのが一般的とされています。手のひらを使用しない理由は、菌の付いた手で色々なものに触り拡散させない目的だそうです。うむ、たしかに理にかなってます。
こういう例を見ると、自分の常識が世界の常識、またはベストではないことを改めて感じます。実はこういうことって意外と結構多いんですよね。
まとめ
そう、マスクも同様、多くの日本人、いやアジア人は風邪をひいた時やウイルス騒動の際、マスクをするのが常識、マナーだと思っているかもしれませんが、根本的なところで、くしゃみと同様、実は逆効果を生んでいる可能性があるかもしれません。もし本当にマスクに絶大な効果があるなら、世界的にもっと普及しても良い気もします。
ということで、今回はマスクについての認識の違いについて、僕の独断と偏見を北米の常識に勝手に置き換えて書いてみました。内容的に、マスク装着を否定しているように見えるかもしれませんが、全くそんなことはありません。効果があると信じればすれば良いし、そうでなければしなければよい。少なくとも全世界が共通の認識を持っているわけではなく、そこに絶対的な正解はないので他人に対してする・しないを強要することはナンセンスです。
僕はマスクを強要されたことは無いですけどね・・・。