僕は特にメガネやコンタクトは付けていませんが、一日中PCの前にいることが多く目が疲れるので、目薬は重要なアイテムです。数ヵ月前、目薬を自作できないかと思い検索してみたところ、いくつかのWebサイトで作り方など紹介されていました。実際に作って1日数十回(50回以上)、約6ヶ月間使用し続け、問題ないと感じたので改めて作り方と注意事項などについて僕なりにまとめて紹介します。
コンテンツ
手作り目薬のメリット
経済的
手作り目薬のメリットと言えば、何と言ってもほとんどタダ同然で作れるため経済的だということ。そもそもなぜ目薬というのは、あんな小さな容量にあの価格なのか不思議ですよね。
必要最低限の成分だけ使用して作れる
市販されている目薬には様々な用途があり、また、販売元の薬品会社によっても成分は異なります。それでは果たして全ての成分が身体に害のないものだと言えるのでしょうか。目薬では有名な Santen のサイトでは、一般的な目薬に含まれる成分として下記の表が紹介されていました。
正直、これらの成分が身体に害がないと言えるのか素人には分かりません。大体、目薬で下記の表にあるような“作用”を感じたことがあるでしょうか。僕が目薬を使用するのは眠い時、疲れた時に目に潤いを与えたいという時ですが、「長時間の潤い」と謳っている目薬が、通常の目薬よりも長時間潤ったと感じたことはありません。もしさほど差がないのであれば、成分はシンプルであればあるほど安全だと僕は考えます。
作用 | 成分 |
---|---|
充血除去成分 | 塩酸テトラヒドロゾリン ナファゾリン塩酸塩 |
調節機能改善成分 | ネオスチグミンメチル硫酸塩 |
消炎・収れん成分 | イプシロン-アミノカプロン酸 アラントイン グリチルリチン酸二カリウム 硫酸亜鉛水和物 |
抗ヒスタミン成分 | クロルフェニラミンマレイン酸塩 |
ビタミン成分 | ビタミンB12(シアノコバラミン) ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩) パンテノール 天然型ビタミンE(酢酸d-α-トコフェロール) |
アミノ酸類成分 | L-アスパラギン酸カリウム タウリン コンドロイチン硫酸エステルナトリウム |
抗菌成分 | スルファメトキサゾール |
無機塩類成分 | 塩化カリウム 塩化ナトリウム |
粘稠成分 | ポビドン |
抗アレルギー成分 | クロモグリク酸ナトリウム |
その他、一部の目薬には防腐剤として「ホウ酸」「塩化ベンザルコニウム」「クロロブタノール」なおどの成分が含まれるそうで、これらが含まれる目薬は使用しない方が良いでしょう。
目薬を使う目的
僕が目薬を必要とするのは、目に潤いを与えるだけの目的。だとしたら、単純に考えればただの水で良いわけですが、水にも様々な種類があり含まれる成分が異なります。たとえば、一般的にペットボトルで販売されているミネラルウォーターはマグネシウムやカルシウムなどのミネラルを含んでいますし、水道水には微量ながらナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ケイ素、フッ素などが含まれていることがあるそうで、これらを大量に目に入れるのは少々不安です。
そこで、より安全な目薬を作るために使用したいのが、人間の身体の体液に一番近い「生理的食塩水」です。生理的食塩水は、輸血の代替えにもなる、いえ、むしろ輸血よりも安全とさえ言われているほど万能な水です。
目薬(生理的食塩水)の作り方
材料
生理的食塩水とは、簡単に言うと 0.9% の濃度の食塩水なので、1リットルの水に 9g の食塩を溶かすことで作ることができます。しかしどうせだったら身近なところで手に入る中で安全性の高いものを使いたいので、僕は下記のものをお勧めします。
- 精製水(purified water)または蒸留水(distilled water)
カナダではドラッグストアなどで「Distilled Water」が 4リットルで $2程度で買えます。 - 海塩(Sea Salt)
オーガニックなど出来るだけ高品質のものを選びましょう。粒が小さいものの方が溶けやすく使いやすいかもしれません。 - ウォーターボトル
水と塩を混ぜで作った生理的食塩水を保管しておく用のボトル。ミネラルウォーターなどの空きペットボトルなどでも良い。大きさ、容量に指定はないが1リットルだと計算が簡単。 - ドリップボトル容器
完成した生理的食塩水を目薬のように使用するための清潔な容器。市販目薬の容器のように一滴ずつ差せるようなもの。使用済みの市販目薬の容器でも良い。
材料を混ぜる
上で準備した材料を混ぜます。
- ウォーターボトルに精製水、または蒸留水を入れる
- 塩を入れる
1リットルのペットボトルの場合は 9g(10gでも良い)。 - シェイクして混ぜる
塩がしっかり溶けるまでシェイクして混ぜる。 - ドリップボトル容器に入れる
下記に、Amazonのリンクを貼っておきますので良ければ参考にしてください。少量であれば、最寄りの店で買った方が安いと思います。
手作り目薬の危険性
手作りの目薬は危険と言われることが多いですが、今回紹介したような安全性の高い最小限の成分で作る分にはまず問題はないでしょう。
そもそも、誰もが毎日何度か顔を洗ったりシャワーを浴びるなどして、水道水を目の中に入れているわけです。今回紹介した目薬は少なくとも水道水よりも不純物が少なく、安全性の高い成分を使用して作っているので安全面の心配は不要だと言えます。
以前、手作りの目薬を紹介していたブログが医療関係者のサイトやブログから非難されていたことがありましたが、アレは利権の問題、もしくは現代医療信者の戯言であり、利用者の健康や安全を心配してのアドバイスではありません。
目薬に限った話ではありませんが「市販の医薬品が安全」「医療関係者の知識が正しい」などというのは、もはや錯覚でしかないことが、今回のコロナ政策で分かりやすく理解できたのではないでしょうか。感染予防のためのマスク、ワクチン、消毒、隔離、距離、これらが無駄で無意味だということはこの2年間で十分証明されたはず。ワクチンに関しては過去に使用例がないのは事実で「効果」と「リスク」を天秤にかければ、打たない方が安全であることは明らか。それなのにも関わらず未だに国民の健康リスクを無視してただ国の政策、利権に加担する現代医療関係者のアドバイスに、もはや信頼性はありません。
目薬の話とは完全に逸れましたが根本は同じです。周りの情報に惑わされず、多数派が正しいという固定概念は捨て、自分自身でしっかり情報収集をし、納得した上で使用してください。自分の健康は自分でしか守れないのです。