仮想通貨

仮想通貨|外部ウォレットに送金する時に使う手数料が一番安いカナダの取引所

近年大盛り上がりの仮想通貨市場。去年から手を出し始めたばかりの超初心者の僕ですが、勉強だと思ってなるべく色々なことに挑戦している内に、独自の発見や手法が見つかったりしたので、今回はまずその中から、外部ウォレットに送金する時に使う手数料が一番安いカナダ国内の取引所を紹介します。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH) など、メジャーな通貨を購入して保管しておくだけの目的の場合は、必ずしも今回紹介する取引所がベストとは言えないのでその点ご注意ください。

外部ウォレットに送金する理由

そもそもなぜ外部ウォレットに送金する必要があるのでしょうか。僕も最初は、入金手数料や取引手数料が安く、取り扱い通貨がある程度多く、信頼性が高いカナダ国内の取引所でアカウントを開設し、ただ仮想通貨を購入して放置しておくという運用が普通だと思っていました。しかし、学べば学ぶほど、仮想通貨の投資には、ただ購入して価格が上がるのを待つ以外に様々な方法があることを知ってしまいます。そして、それらを利用するためにはどうしても外部ウォレットへの送金が必須となってくるというわけです。

外部ウォレットに送金する理由としては下記などが挙げられます。

  • ステーキングや定期預金など「DeFi(Decentralized Finance)」サービスの利用
  • 国内の取引所で取り扱いのない通貨を購入
  • NFT(Non-fungible token)の購入
  • ハードウェアウォレットで安全保管
  • Play To Earn ゲームやメタバースに参加
  • ICO/IEO/IDO などに参加し市場に出る前の通貨やトークンを購入
  • 税金対策

「税金対策」に関しては、法的にどうとかではなく、逃れられる可能性が高いかどうかという意味で挙げていますのでご注意ください。

一番安いカナダ国内の取引所

さてそれでは今回の本題である、手数料の安いカナダ国内の取引所について紹介していきます。ちなみに僕がカナダの取引所として定義するポイントは、カナダの銀行からの e-Transfer をサポートしていること、そして逆に取引所からカナダの銀行へカナダドルを送金できるという点です。それで最終的に一番安いと判断したのは「Newton」です。

今回実際に、$100 CAD をカナダの銀行から Newtonにe-Transfer し、Stellar Lumens(XLM)に換金し、即全額 Binance(バイナンス)という取引所に送金しましたが、送金完了直後のウォレットの残高が、$99 CAD 切っていませんでした。XLMの購入から送金先ウォレットで確認するまでの時間は数分。この間、XLMの価格変動により多少の差は発生してしまいますが、手数料の安さは分かると思います。

Newton vs Shakepay

Newton は、多くのメディアで紹介されている手数料が安いカナダの代表的な取引所です。そして Newtonと同じように手数料が安く、比較対象として紹介されるのが、Shakepay です。今回僕もこの 2社に絞り、実際に送金してみるなど徹底比較して結論を出しました。まずは一般的な比較表をご覧ください。

本拠地トロントモントリオール
設立20182015
口座開設時間1週間以内
(時期による)
即時
取引手数料$0$0
販売価格の上乗せ0.50-0.70%1-2%
入金手数料$0$0
出金手数料$0$0
ネットワーク手数料
(Gas fee、Miner fee など)
Newton が$5負担Shakepay が全額負担
取り扱い通貨BTC、ETH、ADA、BCH、BTC、DOGE、DOT、ETH、UNI、USDC、USDT、XRP・・・
計50以上
BTC、ETH

Shakepay の魅力は、何といっても出金手数料が一切かからないということ。僕も最初はこの安心感だけを理由に、Shakepay を使用して送金を行っていました。しかし、販売価格への上乗せ手数料が少し高めなのです。一方、Newton の方は、販売価格の上乗せが非常に低い代わりに、送金時のネットワーク手数料を $5までしか負担してくれないため、少し不安を感じていました。しかし、よく調べてみると、実際にかかるネットワーク手数料は、特別な状況でない限り $5を超えることはないということが分かりました。さらにNewtonは取り扱い通貨が多いため、その中からネットワーク手数料の安い通貨を選ぶことで、より確実に追加手数料の発生を防ぐことができると確信し、最終的に Newton がベストだと感じました。

ちなみにネットワーク手数料の安い通貨としては、Stellar Lumens(XLM)が有名で、今回 $100を送金した時は、0.001XLM($0.000236 CAD)でした。タダ同然ですね。

手数料の種類

ここで仮想通貨の送金における手数料について簡単におさらいしてみます。カナダドルを取引所に入金し特定の通貨を購入したあと、外部ウォレットに送金するプロセスで発生する可能性のある追加費用は下記となります。

  • 入金手数料(Deposit fee)
    無料の取引所も多い中、1.5%などの手数料を設定しているところもあります。
  • 取引手数料(Trading fee)
    取引する通貨毎に上乗せされる手数料です。
  • 販売価格の上乗せ(Spread fee)
    取引手数料が無料または安くても、販売価格に手数料を上乗せしている場合があります。またこの手数料は非公開としているところも多く、その額は通貨によって異なったりします。
  • 出金手数料(Withdrawal fee)
    銀行にカナダドルとして送金したり、仮想通貨を外部ウォレットに送金する場合の手数料です。
  • ネットワーク手数料(Network fee / Transaction fee)
    送金取引の承認作業を行ったマイナーに支払われる手数料です。ETHなら Gas fee、BTCなら Mining feeなど。送金する通貨によって手数料は異なります。

カナダを拠点とする取引所は他にも、NDAX、Bitbuy、Coinberry、CoinSmart などがあり、ウェブサイトを見る限りではどれも似たような安い手数料で一見それほど大きな差はないように見えるのですが、必ずしも上記全ての手数料が公開されているわけではなく、また、通貨によっても手数料のレートが異なったりするため、公開されている数値だけ見て取引所を選ぶと、思わぬところで損してしまうのです。

新規口座開設プロモーション

記事の中で紹介した Newton をはじめ、カナダを代表する人気取引所です。アフィリエイトリンクですが、下記のリンクを踏んでいただくことで、口座開設した人も特典がもらえますので良かったらご利用ください。

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hidepooh

日本では主にUNIXサーバーの構築、運用などに携わり、2006年に仕事を辞めてカナダに来てそのまま永住。 カナダでは、日本からカナダに留学や永住、ビジネスで渡航する人たちのサポートを行う傍ら、専門分野+趣味でもあるWeb制作、運用を継続しながら、最近では写真/動画撮影、動画制作、モーショングラフィックなど、新しい分野のスキルアップに励んでいます。 Peas Code は、僕が過去の経験の中で学んだことを、特定の分野に限定せず公開していくことを目的としています。中にはコードに見えてしまうような意味不明な僕独自の理論も含まれますが、知っていると平和になれると言う意味で、Peas(peace → peas) Code と名付けました。これが意味不明か・・・。 僕について、もうちょっと詳細を知りたいという変わった人は[About me]を見てください。

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