情報収集とは、まさにジグソーパズルのピースを集め組み立てるようなもの。と、ひでぷーは言っています。
現代では、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、インターネットなどを通してたくさんの情報が流れていますが、中でもインターネット上には、個人が簡単に発信できるSNSやブログなどの媒体も多く、それらも含めると凄まじい量の情報が溢れていることになります。
しかし残念ながら、それらの情報は全て正しいわけじゃなく、むしろ間違っていることの方が多いのが現実です。それは、個人の発信するSNS、ブログは当然のことながら、大手メディアも同様。いや、むしろメディアは大手であればあるほど真実度は下がると考えた方が良いでしょう。特にニュースに関しては、実際に起こったことのみが報道されているわけではないので情報収集の媒体としての価値はありません。
このメディアの存在理由に関わるようなお話は長くなるのでまた別の記事で紹介したいと思いますが、とにかく、現代は間違った情報が蔓延しているのです。
ちなみに、正しい情報(正解)とは大多数の人が支持する、または信じている内容のことで、真実かどうかは全く別の話です。僕がここで言う正しい答え、正解とは前者ではなく後者の真実を指しますので誤解のないよう。
答えが得られる疑問とそうでない疑問
人が何かを調べる主な理由は、疑問に対する答え探しだと思いますが、実はこれは2つのタイプに無理やり分けることができます。
- 確実な答えが見つかる疑問
- 確実な答えを見つけることが困難な疑問
例を挙げると、たとえば、特定の店の場所を知りたい時、Googleなどで検索すればその住所を確認することができます。これは確実な答えが見つかる疑問です。普通の人が普段の生活で調べる内容のほとんどはこれに当たるかもしれません。
一方、たとえば、「人間は本当に肉食動物なのか」「核爆弾は本当に存在するのか」「どうすれば病気を防ぐことができるのか」「坂本竜馬は本当に暗殺されたのか」などという疑問はどうでしょう。ネットや本で調べれば、いくらでも関連する情報は存在し、世間一般の人が認識している正解を探すことは簡単ですが、真実という意味での答えを見つけることは、普通の人には困難、いや不可能です。
それではこういった、“確実な答えを見つけることが困難な疑問”はどうやって解決すれば良いのでしょうか。
とにかくたくさん情報収集をする
現代の情報収集の手段と言えばインターネットが基本ですが、上でも書いた通り、インターネット上には間違った情報が蔓延しています。しかし同時にインターネットは、個人でも簡単に情報を公開できる場でもあるため、真実を知っている人、もしくは、専門に研究、調べている人が公開している真実やそれに近い情報もあります。
また、内容によってはインターネットよりも本(書籍)で探した方が良い場合もあるでしょう。インターネットと同様、間違った内容が含まれるものの、インターネットに比べて数が少ない分、目的の答えに辿りつきやすいという特徴があります。特に古い本であればあるほど真実度が高くなると僕は個人的には感じます。
そして、“確実な答えを見つけることが困難な疑問”に挑戦する際、絶対に気を付けるべきことがあります。それは、
Open your mind (偏見や常識にとらわれない)
つまり、新たな考えを受け入れるということです。
たくさんの情報収集をする際、過去に学校で習ったことやテレビで見たこと、他人から聞いたこと、そしてそれらにより築き上げられた自分の常識が、新しい考えを受け入れる弊害となり、結局偏った情報しか取り入れなくなってしまいますので、自分の常識は正しいとは限らないという前提で情報収集します。
仮に自分にとって突拍子もない常識外れのような内容であっても、それを発信している人は普通の人の何倍もの時間をかけて辿り着いた答えかもしれません。根拠がないのに否定することは実はこの上なく愚かな行為なので絶対にNGです。
パズルのピース
とは言っても、どれだけ多くの情報を漁ったところで、正しい情報と間違った情報をどう区別したら良いのでしょうか。
それこそ今回のタイトル「情報収集とはジグソーパズルのピースを集めるようなもの」。
情報収集し始めの時は、空のフレームに1つ1つの情報のピースを置いていくようなもので、果たしてそのピースがどこにハマるのか、はたまた、そもそもこのパズルのピースなのかどうか、判断するのは困難ですが、確実だと思えるピースが埋まってくることで、新しく表れたピースが正しいものなのか、どこにハマるべきものなのかが判断しやすくなります。
そしてこのパズルは、医療、健康、歴史、社会、科学、物理、経済、地理、政治など、ジャンルごとの別々のパズルではなく、1つのパズルの中で関連性を持って成立していると考えます。たとえば、健康に関する情報のピースを埋めようとして壁にぶつかった時、一見関係なさそうに思える歴史や化学、経済など他のジャンルの真実が、そのピースを運んできたり、見つけたピースの真偽を評価する役割を果たすわけです。
このように、ジャンルに関わらず、たくさんの情報収集をし、確実な答えを蓄積していくことで、この凄まじい量の情報の中から的確な答えを見つける力がつき、そして同時にそれぞれが相互に繋がった自分自身の理論が作らていくのです。
過去に何かについて調べまくって何となく答えを見つけたものの、「何かシックリこない」「何かが間違ってる」などと感じたことがある人はもしかしたらどこかのピースが間違っているかもしれないので、一旦そのピースは置いておいて、他のジャンルの情報に目を向けてみると良いかもしれません。